トピックス
クモの巣と飛来虫のこと
夏になると、ホテルや食品工場を悩ますのがクモと飛来虫である。壁や床・ガラス面等をクモの脱糞で汚しなかなか落すのに困難である。クモの巣と昆虫の因果関係はご存知の通り食物連鎖にあり、夜間昆虫が建物の光に向って侵入する場所に待ち構えるのである。
クモの巣や脱糞の汚れ
防虫剤の散布
防除はピレスロイド系の殺虫剤を壁面と窓の四隅に噴霧して完了である。同時に外灯や室内のライトコントロールを行えば効果は更に倍増する。
 
こんなガラス面には有効
 
ガラス面にも防虫剤をコーティングする方法もよい。ただし有効期間が1ヶ月位であるので夏期は清掃を兼ねて定期処理が必要。クモの巣は減少しクリーニングコストを削減、美観を維持できる。
9月の受注傾向
1. コウモリの問合せ
  住環境でのコウモリ被害調査が多くなった。費用は簡単な作業で3万円くらい。住宅全体の場合は10万円くらいが平均である。(足場は別途)調査料は5千円。成約時には差し引きます。糞尿・悪臭・ダニ被害・感染症等に注意。
2. ミツバチが住居の天井で営巣
  集中豪雨・梅雨の長雨等のせいでしょうか、9月に入りスズメバチの駆除電話がやっと多くなって来ました。自然界のバランスの問題でスズメバチの生息が少ない分だけ、ミツバチが多くなり問合せ件数が多くなっています。4月〜8月の現状ではミツバチの駆除件数は過去最高です。
 
害虫獣の発生状況
1. 6月の雨量が多く、気温の上昇が小さい事が原因でしょうか、ヤスデの発生が数年ぶりに落ち込みました。その反動でしょうかムカデの発生による駆除の問合せが多い現状が続いています。少し気になる方は敷地内の環境整備を実行して下さい。
 
ムカデ
ヤスデ
2. ヌートリア・アライグマの捕獲は現状です。 岐阜市内は年々アライグマの生息数が減少傾向に あります。
アライグマ
3.
スズメバチやアシナガバチの成長がきわめて遅れています。下の写真は昨夜の駆除の小型スズ
スズメバチ
メバチの営巣断面です。サイズも直径15〜16cm、働きバチは少なめですが幼虫はしっかりとつまっていました。カラの堅さも今年の特徴でしょうか。気候の変化が成長を妨げる自然の現象なのでしょう。例年に比べると8月17日現在、昨年の5分の1程度の問い合わせ件数です。大型の巣は危険ですので専門業者へ・・・
4. 駆除の現場に伺いますと発生原因の一つに敷地内の整理・整頓・清掃の不備が挙げられます。粗大ゴミが放置されたままです。水溜りができれば蚊の発生源になります。不要品の物陰や下部はヤスデやムカデの営巣場所となります。もちろんネズミも近づき大好物としているヘビが更に近づいてきます。
5. 生物の生息の大きな原因に、食物連鎖があります。是非原因となる生物の駆除・予防管理が大切です。連鎖反応を阻止しましょう。
6. ノミのシーズンです。ダニやノミの原因はネコとネズミです。住宅の敷地内や散歩コースでノミの被害はありませんか。予防には虫よけスプレーを足元にかけ出発して下さい。白いパンツと靴下であればノミの姿がはっきり確認できます。
7. 雨上がりに蚊が多く発生していませんか。  
高層住宅でも4階くらいまでは上がってきます。雨水マスや植え込みの中の空き缶除去、排水溝の水溜りなどがボーフラの生息場所です。町内の清掃日での地域全体の予防、敷地内でも少しチェックを実施して下さい。雨上がりが効果です。ゴキブリのエアゾール殺虫剤で効果は出ます。
 
 
     
蚊が媒介する日本脳炎についての新聞記事より
1. 蚊の種類 日本にいる蚊は約100種類そのうち血を吸う蚊は冷血動物吸血種は除き、哺乳類、鳥類、ヒトなどの「温血動物吸血」の種類を挙げますと、52種類です。私たちの身近で見られる代表的な蚊といえば、庭先や藪などで刺しに来る体長5ミリほどの黒くて白い縞模様のあるヒトスジシマカです。背中に白いすじが1本あることからこの名がついています。ヒトスジシマカのボウフラは庭先のバケツや空き缶などの小容器や林縁部の竹切り株や樹洞などから広範囲に発生します。ヒトスジシマカよりも大きくて黒く、薄明薄暮にしつこく刺しに来るのはオオクロヤブカです。ヒトスジシマカと違って、家の中にも侵入してきます。ボウフラは汚水槽などの汚い有機物に富んだ水域から発生しています。夜、耳元にプーンと飛んできて、私たちを寝苦しくさせるのは体長7ミリほどのアカイエカです。その他、水田地帯では体色が赤っぽく、アカイエカより小さいコガタアカイエカや翅にまだら模様のある体長10ミリほどのシナハマダラカなどが見られます。
2. 感染について
感染したブタから蚊を媒介にしてうつる日本脳炎感染者の増加が危惧されています。ワクチンの接種率が激減しているためで、現段階では大きな流行の危険はないというものの、感染して脳炎症状を起こすと致死率は20〜40%と高く、半数程度は重度の後遺症が残りますので、あなどれません・・・日本脳炎の潜伏期は6日〜16日間とされ初期症状では、数日間の高い発熱(38〜40度あるいはそれ以上)、頭痛・悪心・嘔吐・めまい等がみられ、死亡率は20〜40%で、幼少児や老人では死亡の危険は大きい。精神神経学的後遺症は生存者の45〜70%に残り、小児では特に、パーキンソン病様症状や痙攣、麻痺、精神発達遅滞、精神障害など重度の障害を残すことも多い。 日本脳炎は症状が現れた時点ですでにウイルスが脳内に達し、脳細胞を破壊しているため、全治例は約3分の1。一度破壊された脳細胞の修復は困難なのである。
ビルのオーナー様へ
  チカイエカの生息について、都心で最近増えています。主に都心のビル街で問題になっています。アカイエカに非常に似ています。水洗トイレの浄化槽やビルの地下の溜まり水、地下鉄の線路際の溝、雨水マスなどに発生する都市型の蚊。低温に強く秋になっても休眠しないで冬場も活動するやっかいな蚊。一回目の産卵は吸血を行わなくても可能です。住環境の変化とともに、増加が予想されているのがチカイエカです。成虫で越冬します。感染症としましてウエストナイル熱(発熱・脳炎)等を引き起こします。
今月の特集 南京虫(トコジラミ)
  この数年、東京・大阪等の大都市ではナンキンムシの被害が継続的に発生しています。秋の観光シーズンでのホテル・旅館での部屋のメンテナンス、公共の場所での留意点等身近な場所での現況をお知らせ致します。
   
1. ホテル・旅館での事例について
 
(1) 新聞やマスコミ報道はされていませんが害虫駆除業者の現場では取り扱いが年々多くなっています。
(2) 原因は宿泊者からの持ち込みが予測されています。ナンキンムシは4〜5mmと大きく吸血を繰り返し成長を続けます。
(3) 人や動物(鳥類も含む)に寄生し、夜行性であり被害は夜間に発生する。
 
   
 
ナンキンムシ成虫
 
ナンキンムシ幼虫
2. 早期発見のポイント
 
(1) 客室では押入・タタミ・ベッドカバーやフレームの隙間に多い。
(2) 1mmくらいの隙間に潜伏できるので、黒い血糞が生息の目安となる。
(3) ベッドカバーや布団の縫い目等は特に注意。
(4) リネンのサービスエリアも特に注意。
 
   
3. もし発見したら
 
(1) 部屋を隔離する。出入口のドアは目張り(下部)をして廊下には虫を出さない。
(2) 清掃中であってもすぐにその部屋から現状で退室する。バックヤードで衣服を全て交換する。取替済みのシーツ等はすぐに密閉して館外に出すこと。
(3) 専門業者を呼び生息調査と駆除計画を立案する。1回では終息しないケースが多い為、2週間くらいの時間を計画する。部屋は両隣、向い側はクローズとする。
(4) 被害にあわれた宿泊客には丁重に謝り、専門業者からの説明を伝える。
(5) バルサン等での簡易くんじょう処理では効果が出ないので無駄。
4. 公共施設等にも注意
 
混雑する駅の待合・図書館・映画館・劇場等にも感染事例が報告されている。自宅に帰り就寝中にカユミになやまされる。かゆくなるのは吸血時、血液凝固を防ぐ為、唾液を注入するが、そこに含まれるたんぱく質が体内に抗体をつくりやがてアレルギー反応を引き起こすことが知られている。ベッドや布団の周辺をよく点検し黒い血糞をチェックすることがポイント。原因が解れば専門業者に問合せが早期解決の決め手!
 
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